◆基本的な考え/取り組み方
◆危機とは多種多様ですが、現実に日々社会で起こっていることを考えれば次のよう
にまとめられるでしょう。
【事件・事故・不祥事+自然災害】
◆危機管理や危機管理広報というと、一般的には事件・事故・不祥事や自然災害が発生した直後の
緊急時対応(例「謝罪記者会見」など)を思い浮かべることが多いと思われます。
企業や自治体、団体、学校、病院等の組織で危機管理・危機管理広報、IT等のセキュリティを
担当している方には今更の話ですが、
危機管理や危機管理広報の対策や対応は、大きく2つに分けられます。
(1)平常時対応(リスクマネジメント
:Risk Management)
(2)緊急時対応(クライシスマネジメント
:Crisis Management)
メディアやSNS等への広報対応
(クライシスコミュニケーション:Crisis Communication)
◆組織でも個人でも、危機管理/危機管理広報において最も重要なのは、
(1)の平常時対応=リスクマネジメントです。
私は研修やセミナーで最初と最後にそれを「準備と確認」の言葉で協調しています。
危機発生直後に(2)の緊急時対応がスピーディかつ適切にとれるかは、
(1)の平常時対応にかかっています。
マニュアル作成・定期的な改訂や図上訓練の実施はその有効的な方法です。
◆危機管理という言葉には注意が必要です。例えばある企業が金銭と労力をかけて
綿密なリスクマネジメントを実行していた場合でも、突然危機が発生することはあります。
危機とは本来、完全な管理などできないものです。
特にいつ起こるか予測できない大地震や感染症などはその典型例でしょう。
◆危機の完全な管理=発生させないことは困難ですが、
平常時の対策=準備と確認により発生の確率を減らすことは可能です。
それは危機発生がもたらす「甚大な被害」を減らすことに直結します。
◆企業や自治体等の組織でも個人でも、危機が発生することによりもたらされる、
「金銭的、人的、法的等の被害」+「社会からの信用の失墜」をいかに減らす活動をするか。
それこそが「危機管理(リスク&クライシスマネジメント)」や
「危機管理広報(クライシスコミュニケーション)」に取り組む目的だと考えて
私はこれまで多くの企業や自治体向けに仕事をしてきました。
この基本姿勢は今後も変わることはありません。